先週、金・土曜とお隣バラ園の「森谷萬花園」さんと産地&お花屋さん見学会に行ってきた。
初日の金曜日は河口湖から富士山を横目に御殿場・芹沢バラ園、沼津・後藤バラ園に立ち寄った。
両バラ園とも同世代のJrがいて、しばしば交流がある。
芹沢バラ園はやはり銘花「テレサ」で有名であるが、近頃はイングリッシュローズやアンティークタッチなバラに力を入れており、見応えのある温室であった。
当の芹沢Jrといえば近々ご結婚されるらしく、満面の笑みであったが、それについて私は一切触れないでおこう。
一方、後藤バラ園は数年前からオリジナル品種の育種に力を入れており、その多くが専売契約を結ばれているらしく、我が家からすれば理想のバラ屋の形態をとっている。
茶褐色の親父さんと幾分色の薄い息子さん、またもや茶褐色のチョコラブラドール「虎」はいつも暖かく、我々信州人を迎え入れてくれる。
その後、神山バラ園に向かおうとしたが、突然連絡して伺うという無精が災いしてお留守であった為、一同肩を落として宿へと向かった。
宿に到着して、別件で静岡訪問している生産者チームと落ち合う。
温泉につかり宴会を待つ。
宴席には大田区のお花屋さん、地元のお花屋さん。信州上伊那の生産者の入江さん、唐木さん、岡野君。同県の資材屋さん。東京のバラ屋の宮本さん。千葉のガーベラ屋の鷺山君。先程お邪魔した芹沢バラ園の新婚夫婦がおり、皆旧知の仲である為宴席は盛り上がった。
私も地ビールをピッチャーで飲み大変満足であった。
2次会となれば会場は客室に移り、留まることを知らぬ花談義に盛り上がった。
後から話を聞くと深夜2時過ぎまで話していたそうな。
育ちの良い私はご機嫌で早々に床に付く。
決して酔い潰れたわけではない。早寝早起きがモットーなのだ。
2008年2月2日(土)「 葉っぱかい? 」
よく私が「土耕は仕事が大変だ」「土耕は手間がかかる」と馬鹿の一つ覚えの様に言っているが、水耕栽培にも面倒臭い作業があった。
それが「落ち葉掃き」である。
水耕栽培は温室の地面全体に養生シートの様なものを張り、雑草の繁殖を防いでいる。
その為、土耕と違い地面に落ちた葉っぱは、いつまでも腐食することがなくシートの上に降り積もっていく。
一説によると、その落ち葉のベッドが病気や害虫の温床になっているとも聞く。
12月、1月と新品種、品種更新に躍起になっていた為、在来の品種のハウスはお留守になっていて、葉っぱも大量に溜まっていた為、数日かけて掃き集め、温室外へ運び出した。
400坪の温室を全て掃くと相当量の葉っぱとなるが、それ以上に大変なのは埃だ。
どこからこんなに土が入ってきたのか、乾燥した土埃が濛々と立つ。
これは一体焼き芋何人前が出来るのであろうかと思いながら、箒を両刀にして掃く。
この枯れ葉はとても栄養価が高く、植物の根元に敷いておくと木が良く育つ。
我が家では温室の横に植えてあるタラノキの根元に撒く。
山菜王国の信州ではタラの芽はそれ程上等な山菜ではないが、春にはぷっくりした新芽を芽吹かせる。
外は氷点下に毛が生えた程度の温度しかないが、温室というだけあって温室内は20℃以上になり、体には外気温とは無関係に汗が滴る。
昨日飲んだ酒と、普段から溜めに溜めている老廃物がダラダラと流れ出る。