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 お隣さんの韓国においてはこれに4月「ブラックデー」、5月「イエローデー」とわざわざ一人身さん用のイベントまであるそうだ。

 

 しかしながら、そんな事をしているのはアジアだけで、発祥の地であるヨーロッパではバレンタイデーは「大切な人に愛と感謝を伝える日」であるようで、恋人同士、夫婦同士に限ったものではないようだ。

 

 そういう事ならば、本来の「バレンタインデー」は「ローズデー」も「ホワイトデー」も兼ねている。

 

チョコレートや砂糖菓子を贈る習慣も特に無く、多くの場合メッセージカードぐらいであろう。

 

 とはいえ我々嗜好品を商売にする人間にとって、イベント商戦はあればあるだけ嬉しいものだが、「愛」を具現化したような存在の花なのに、菓子業界や宝飾業界には遅れを取っているのではないだろうか?

 

 そこで気付かされるのが「ローズデー」である。

 

 つまり、1月14日「男性が女性に愛と花を贈る。」←種まき

2月14日「女性が男性に気持ちとチョコレートを贈る。」←芽吹き

3月14日「男性が女性の気持ちに答え砂糖菓子(今は宝飾品が主流らしいが)を贈る」←開花

となる。

 

 要は何もしないでおいて2月14日に女性からチョコレートを貰おうなどと考えている輩は甚だ甘い。ということだ。

 

 上記の簡単かつ確実性の高い方程式を行うだけで、きっと下駄箱から溢れんばかりのチョコレートが2月14日には貰えるのであろう。

 

 そしてバラも売れれば万々歳である。

 

 とはいえ「ローズデー」の存在を軽視し、先手を取り損なった私には今年も期待薄であろう。

 

 酒飲みだけど甘いものも好きなのに・・・・
好きなのに・・・・。


2008年1月24日(木)「 美しいものには棘がある 」 

 小心者の私はこういう話をすると女性に毛嫌いされるのではないかと、内心恐縮してしまう。

 

 自ら率先しては行かないが、付き合いで「キャバクラ」に行くことがたまにある。

 

 「キャバクラ」とは「キャバレークラブ」という造語の略称だが、別に猥褻な行為があるわけでもなく、女性に隣に座ってもらって談笑したり、お酒を飲んだり、といったところでる。

 

中年へのスタートラインに立っている私ぐらいになると、若い女性とも話す機会がなくなってくる。故に物珍しがって店内をキョロキョロしてしまう。

 

「キャバクラ」歴が長くないので、詳しい事はわからないが店内には綺麗な女性や若いお嬢さんが意外と多い。

 

そういう子と話す機会があれば決まって私の好奇心が蠢きだし

「なんでキャバ嬢(キャバクラで働く女性の事)やってるの?」

と明らかに「ウザイ!」と思われそうなことを聞いてしまう。

 

 昨年12月に定植した水耕栽培の「オレンジジュース!」と「ジプシーキュリオーサ」の2品種がめきめきと成長している。

 

 10〜20cm位で小さい葉っぱと透き通る様な茎をしているくせに、確りと棘を付けている。

 

 触ってみてもゴムの様に弾力があり一向に痛くないが、幼い頃からバラの風格を放っていて愛らしく思う。

 

 このまま順調に成長を遂げ、梅雨が明ける頃には立派な棘と花を付け信州から各地へと嫁ぐのだろう。

 

 その日が待ち遠しい。

 

 どんな職業や生き方をしている女性でも、彼女達なくして男は生きていけない。

 

 特に私のようなダメ男は尚更だろう。

 

 女性にはバラの花の様に美しく、バラの棘の様に強くあって貰いたい。とか思ったり思わなかったり・・・・ごめんなさい。

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