最近では、敢えてその様に運転する男性は気持ち悪がられるという。
別に格好をつけている分けではないが、体が硬いとついつい振り向く時に、助手席に掴まって振り返らざるを得ない。
しかしこの所、体が硬いから振り向き辛いのではなく、何やら横っ腹に抵抗勢力を感じる。
12月も半ばになり、信州は益々厳寒期に差し掛かる。
夕方にでもなれば、吐息は白く空に溶け行き、暖かいお風呂が恋しくなる。
「環境!環境!」と叫んでいると、偽善者の様に思われてしまうが、経費削減も考えて温室のカーテンを3重にした。
我が家の古くて小さな温室の2重カーテンの隙間に3層目を設置していく。
冬場に来て、長く伸びているパパメイアンとイントゥリーグは、何やら邪魔そうにこちらを眺めている。
カーテンとカーテンを開閉する為のワイヤー、ワイヤーを巻くローラー、ローラーを動かすパイプ、パイプを動かすモーター、その全てを手作業で付けていく。
カーテンの設置は私にとっても初めての事なので、繁々と父の手元を眺め手法を盗む。
何やら建設業に転向したみたいで面白い。
冬場と言え、お天道様が顔を出せば温室内は常夏だ。
汗が玉になって顔面を流れていく。
一日働けば、喉も渇くし、腹もペコペコだ。
風呂に入って、一日分の水分補給にビールを飲む。飯も食う。
いつも半人前の私は、たまに一人前に働けば二人分飯を食う理屈になる。
冬になれば保温の為、カーテンも脂肪も増加する。
もうバックはしません。前進あるのみ!
2008年12月14日(日)「 タクシー 」
貧乏性の私にとって、タクシーに乗るのは、なかなかの贅沢である。
それでも已むを得ず利用する時がある。
タクシーの後部座席の左のドアはレバー一つで自由に開閉できる。
案外に画期的な技術だ。
わざわざ運転手さんが回りこんできて、外からドアを開けてくれるタクシー会社もあるが、なんだか自分が偉くなった様で、気恥ずかしい。
私の友人で農業や花に携わっていないのに、堀木園芸のブログを読んでくれている人がいる。
先日その友人に、
「何で堀木の所は、食い物作ってないのに、減農薬や有機農薬にしているの?」
と詰問された。
私は藪から棒な問につい慌ててしまい、碌な回答が出来なかった。
環境の為と言ってしまえば、聞こえは良い。
バラの為。病虫害の抵抗(同じ農薬を使い続けると、その薬に免疫を持つ病害が発生する)を抑える為。経費節減の為。農薬散布をする自分自身の為。
様々な要因があるが、もっと単純に考えてしまえば、元に戻しているのである。
「効いたよね。早めのパブ○ン!」は効果的であろうが、人は風邪のひき始めには、手洗い、うがい、マスク、ネギ等色々な手段を講じる。
「寒い!」と言いながらエアコンの設定温度を上げるよりも、厚着をする方が堅実的だ。
まずは自分でやれる事をやってから、高度医療に身を任せた方が自然の流れの様な気がする。
10月に木酢液をベースに作って、寝かせていた手作り有機農薬を最近使用している。