「オディエ」には私が「ル・ベスベ」で修行していた時の店長が転職して働いている。
「オディエ」に入ると久々に彼女(元店長)と再開した私より、隣の森谷さんと「オディエ」の松木さんの歓声が上がる。
お2人のうろたえ振りにしばらく静観していると、どうやら森谷さんが青山生花市場で修行していた時に、良く仕入れに来られていた女性が現オディエの松木さんだったようだ。
花業界は業界内の移動がとても多く、「どこまで言っても花に魅了された人間は抜け出せないのだなぁ」と痛感させられる。
お茶をご馳走になり、洗練された店内を拝見した後、お土産まで頂いて店を後にした。
その後、同乗者が皆、爆睡している間に保土ヶ谷JCで行き先を間違える。というトラブルはあったものの、次の目的地「ムサ・ジャパン」へ到着した。
「ムサ・ジャパン」は横浜で婚礼の装花を主にしている大きなお花屋さんだ。
デザイナーの関さんも有名だが、専ら私は仕入れの木村さんにお世話になっており、久し振りにお会いできた。
私の運転はその後の東京まで終わった。
つまり私にとっての産地&お花屋さん見学ツアーはここまでとなる。
この後、まだまだ余談はあるのだがそれはまた次回に。
(落ちもなんにもねぇな・・・)
2008年2月7日(木)「 可愛い子には旅をさせろ 〜中篇〜 」
我が家の朝は早い。
最近は日の出がまだまだ遅い為、大した事はないが、夏場になれば5時過ぎにはバラを切り始める。
朝食はバラ切り後なので、切ってきたバラを冷蔵庫にしまう頃には腹ペコである。
というわけもあり、朝働いていない日など朝飯の入る余地はない。
「働かざる者食うべからず」を実践しているのだ。
なので今回のような遠出をして宿泊する時は、朝食を取らないで時間ぎりぎりまで寝る。
決して惰眠を貪っているわけではない。
出発時間にはビシッときめて本日は神奈川県平塚市へ。
1件目の「大沢園芸」さんはブライダル需要の高い淡い中輪系のバラが多く、栽培方法は土耕切り上げ式だ。
土耕きり上げ式はしなやかで小振りな花ではあるが、採花本数が多く。土耕特有の力強い仕上がりになる。
2件目の「藤間バラ園」さんは、ここ最近世田谷花き市場に出荷を始めたようで、お花屋さんからの評判を耳にしたので大沢さんに紹介してもらい、連れて行ってもらった。
藤間さんはイングリッシュローズの栽培が大半を占めていたようであるが、最近では徐々にモダンローズに戻しているようである。